1960年代 VINTAGE WRANGLER 11BZHX DEAD STOCK(小室氏所有)今回もラングラーマニアの小室さんが資料提供してくれましたヴィンテージラングラーを紹介します。これまた素晴らしいデッドストック。1950年代後期〜1960年代に掛けてのものかと思います。なんとギミーブック付き!価格は言えませんが日本人の体形にあったサイズのため、かなり高額だだったとのこと。小室さんにはジャストサイズですが、さすがにここまで完璧なデッドなだけに、手が出せないようです。このロットナンバー初めて見ました「11BZHX」。ボーイズモデルだと思いますが、30インチあるので立派な大人のサイズですね。アメリカ人では小柄かな。11BZHXの「B」はボーイズ、「H」の部分はタグにもあるように「HUSKY」を表していると思いますが、正直なところハスキーって訳は何を意味しているのかわかりません。そして最後の「X」もどういうことを表しているのでしょうか?シルエットは極普通のストレート。中々キレイなラインですね。仕様はほぼ11MWZと同じで、大きな違いと言えばフロントのトップボタンがスナップボタンになっている事ぐらいです。ボーイズモデルとは言え本格的な作り。中々面白いモデルです。
状態の良いギミーブック。1954年からJENASやJACKETに付けられたとされるのこの「ギミーブック」はラングラーマニアの間ではコレクターズアイテムとされる。ベルトループに紐でくくられているだけなので分離されてることもしばしば。この様にジーンズと一緒に付いてることはとても珍しい。中身は当時のロデオチャンピオンなどを扱ったアメリカンコミックとなっていて、表紙のナンバリングの数だけシリーズ化されており、実際にどの位まであるのかハッキリされていない。おそらく50以下だと思われる。これ全て持ってたらスゴイことです。
フラッシャーでは「スーパーラングラーデニム」の14ozデニムを使用しているを強調している。
ウエスト部分が少し絞ってるようにも見える。気のせいか...。フラッシャーの裏側は真っ白で、パッチの説明書きなどはありませんでした。
ベルトループのセンターずれなしです。
バックポケットは補強の布当てなしです。11MWZとは違いますね。
BLUE BELLマーク入りの塩化ビニールパッチ。革パッチにも見えますね。右下にRマークが入ることから1960年代初期だと推測できる。
14オンスプラスデニム?
やはり少しウエスト絞ってる感じですね。
コインポケットの角の部分だけがリベットではなくバータックのみの仕上げ。ここも11MWZとの違いが。
現在の復刻ものと比べるとリベットが平たい。
ウォッチポケットには耳はなし。淵はもちろんチェーンステッチ。
トップボタンはシルバーのスナップボタン。
ステッチの食い込みあり、大きく反れてます。
初期ラングラージーンズに多いグリッパージッパー。
「16 HUSKY」ボーイズモデルを表している。斜めベルは60年代である証とも言われている。
リベット裏側。アルミ素材であまり見ないタイプ。これもボーイズサイズ特有か?
SAIL CLOTHのスタンプもバッチリ残ってます。
裾はシングルステッチ。(オリジナルのラングラーは全てシングルステッチと思ってよい)
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